読書②

今日は休み。久々にビジネス本以外の読書をしてみた。

タイトルが『御社のチャラ男』

去年、異動があった時に1人の若手社員が送別祝いにくれたものだったが、ただでさえ、読書をしない自分に、なぜこのタイトルの本をくれたのか、そもそもその若手社員は自分についてどんなイメージを持っていたのか不思議に感じる部分もあったが、1年以上の時を経て、ふと読んでみた。

当時は本を開くことさえもしなかったが、目次を開くと、色々なキャラクターの証言というベースで話が進んでいることがわかる。

舞台は一つの食品会社で、そこに所属する社員や関係者が会社について思っている事・感じている事を語っていく。そしてその話題の中心となるのが、40代前半の部長で、陰で皆がチャラ男と呼んでいる。

なぜチャラ男と呼ばれているのか、そしてそのチャラ男はどういう考えを持って生活しているのかがが書かれている。

社員の話がベースになっているので、そこには社長から中堅・若手社員までのそれぞれの考えや悩み、チャラ男と呼んでいる部長に対しての不満が順番に書かれている訳だが、ここで出てくる社員たちがそれぞれ個性の強いキャラクターばかりで、それぞれ共感できる部分と理解し難い部分があって、それがより一層のリアリティを感じさせてくれているように思えた。

読んで感じたのは、弱い人は沢山いて、でもそれを見せるのが恥ずかしくて、様々な形で自分自身を強く見せようとする。沢山の努力をして、自分の弱い部分を補ってきた人もいれば、誰に対してもいい顔をして、自分の主張よりも周りに合わせる事で、敵を作らずに守ってきた人もいると思う。そして年齢が上がっていくと、会社における役職が上がる事で、自分の守り方が強引になっていく人がいる。立場が上という権限をフルに利用して、自分の意見に絶対服従、自分だけの王国を作ろうとする人もいる。まぁ令和のこのご時世では少なくなってきてはいると思うが。

常々言っているが、歳を取れば取るほど一番大切なものは『謙虚さ』だと自分は思っている。そしてこの謙虚さは自分を生きやすくしてくれるものだと思っている。

この本の中には、対象者を否定的に捉える記載がそこそこ多いが、否定的な事を言っている人間もどこかでその人間のその部分に、ある種の羨ましさを感じているような、そんな感じを受ける。チャラ男を否定的に捉える人の多くは、『やらない』のではなく『出来ない』。でもそれを素直に受け止められないから、否定的な物言いをしてしまう。

学生時代にモテる奴に対して、必死でそいつの悪いとこを探して、自分の中で『周りの見る目がない』と自分の中で強引に消化させるみたいな。

自分には出来ない事を素直に羨むこと、逆に自分の出来ることも絶対ではないこと、これを周りにも伝わるようにすることが、自分自身も生きやすくさせてくれる。

文章にして書くと、すごく簡単なんだけど、歳を重ねると、これまでの経験やプライドが邪魔をして素直になれないのも事実。それにこれが仕事・組織となった時、なんでもかんでも譲ってはいけないことがあるのも事実。

だから生きるのは難しい。

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