記憶

この歳になっても、全然成長していないと感じる。

昔のドラマを見て、昔みたいにキュンキュンした気持ちになる。
何回も見ていてストーリーも知ってるのに、なんかニヤニヤしながら見ている自分がいる。

ビーチボーイズ。1997年だから24年前。まだ当時15歳。中学3年生。
同世代の人ならほとんどの人が見ていたドラマだと思う。

全12話で1話ごとにある程度のストーリーが展開されていくのだが、
個人的にはその中で8話が最も好きで定期的に見てしまっている。

この第8話は各回の中で一番中身のないストーリーになっている。
多分見逃して9話を見ても、展開上はほとんど問題がない気がする。

8月も終わりに近づき、夏が終わろうとしている中、
それぞれが今後の事を少しずつ考え始める。

今後の受験に向けて一生懸命勉強に励む人。
夏らしいこともしないまま、新学期に入ろうとしている事に憂鬱な気持ちを抱える人。
料理中に手が触れあったことで恋している事に気付く人。
このままではいいわけないと知りながらも、現実を見る事に目を背け続けている人。

これを見ると昔の色々な気持ちが甦ってきてしまう。

その時の自分の気分によって甦るものも様々だが、今日は初恋の事を年甲斐もなく思い出してしまった。

間もなく中学生を迎えようとしていた春休み。
最寄り駅で後ろから声をかけられて一緒に帰った10分くらいの帰り道。
小柄でスカイブルーのダッフルコートが似合う3歳年上のお姉さん。

食べていたアイスを一口くれた。それだけでドキドキしたあの頃。
まだ恋がなにかもわからなかったあの頃。

別れ際をいつまでも見守っていた。
その後もすぐに帰りたくはなくて、マンションの渡り廊下から見えるはずもないその子のいる方向をしばらく見つめ続けていた。

あれから27年。
あの人は元気にしているかな。

きっと結婚して、子どもも生まれて、幸せに暮らしているんだろうな。

そんなことを感じた成長のない39歳。

40歳まであと293日。

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