朝7時、本厚木駅から知人の車に乗せてもらい大山に出発。
3日ほど前まで、天気予報が不安定でどうなることか心配だったけど、今日は見事な晴天。
30分ほどで大山の麓の駐車場に到着。まだ7時半にも関わらず、日曜ということもあってか既に一番近い駐車場はいっぱいになっていた。
小学生くらいの頃に来た事あったけど、あれからすっかり観光地仕様になっていて、すっかり人気スポットになっている。そういえば来るときの小田急線もそれっぽい恰好をした人で賑わっていたなと思った。

お店や旅館、ちょっとした休憩所のようなものが並ぶ道を超えて、しばらく上り道を進んでいくと、阿夫利神社に繋がる3通りのルートの選択に迫られる。ケーブルカーで一気にいくのと、初心者向けの女坂ルートと少ししんどい男坂ルート。
今回は男坂ルートを選択。阿夫利神社までの所要時間は30分となっている。舗装されているのかいないのかわからない階段をひたすらに上っていく。
昨日夜に雨が降ったらしく、所々が湿っていて、そして少し肌寒い。大きな木が折れて倒れていたり、階段の幅が狭かったりで、前かがみで少し手をつくくらいで進まないと進めない所もしばしばあった。
おそらくだが、多くの人はケーブルカーを使用しているのか、男坂を歩いている人はすごく少なかった。慣れた人たちなのか、合間で休憩を挟むこともなく、どんどんと進んでいく。自分たちは合間で休憩を挟みながら、少しずつ上っていく。
30分と書かれていたが、結局40分近くかかってようやく男坂が終了。そこから更に阿夫利神社に続く階段を昇っていく。




木々は所々で紅葉は見られたが、まだ少し早かったようだ。でもすごく見晴らしもよく、景色も秋の雰囲気を感じる事は出来た。
御朱印を貰い、家族にお守りを買う。山頂まで90分と記された看板があったが、とてもじゃないがいけそうにはないので諦める。
その後、大山の水を飲んで、少し雰囲気を楽しんでから、階段を降り、出店で団子と甘酒を買って少し休憩する。

休憩後、帰りは女坂を通って、合間で大山寺を経由して、元来た場所へ戻っていく。
上りは上りでしんどいが、下りは下りでしんどい。上りでパンパンになった足は、下りでは震えて踊っていた。
元来た場所に戻ってきたら、朝よりも人や車ははるかに多くなっていた。駐車できる場所がなく、多くの車がUターンしていた。
近くのお店で知人は350円のみかんと450円の柿を1袋買い、大山をあとにする。
その後、秦野方面に向かい、「なんつっ亭」というラーメン屋で昼食を取り、ヤビツ峠に向かう。
同じく20年くらい前に、当時免許取り立ての頃、夜景を見に来た以来だったが、いろは坂のようにグルグルしていて、道幅も狭かった。
景色が見れる所は多くの車が停まっていて、駐車出来なかった為、そのまま宮ケ瀬方面へと走っていく。
しばらく行くと車が数台停まっていて動けなくなった。前の車の人がこちらへ向かってくる。
どうやらロードレーサーで下っていた人が滑って身体を強く打って動けなくなっているようだ。どういう形で転んだのかはわからないが、転倒した男性は顔に擦り傷があり、右半身を浮かせた状態で身動きが取れなくなっていた。
救急車を呼ぼうとしていたらしいが、この辺りは電波がなく、みんなでどうしていいかわからず立ち往生していた。
知人はこのまま車が詰まってもどうしようもないと言って、自分たちが残って様子を見るから、他の人たちは車を進めて欲しいと言った。
とりあえず男性を道の脇に移動させ、僕と知人は通っていく車がその人にぶつからないように誘導する。
その間に他のロードレーサーの人が、電波の届く所まで移動をして救急車を呼びに行ってくれた。
結局、そこに残ったのは我々二人と通報してくれた人とまた別のロードレーサーに乗った4人。
路面は昨日の雨が残っていて、倒れた男性はその冷たい地面に横になっていた。ここは日の光も当たらずに、結構寒い。
知人は車にあったマットを持ってきて、男性の下に入れようとしたが、倒れた男性は右側の脇下から足まで全く身動きが取れないとのことだった。
年配で1人で来ていたと思われるその男性は、こちらに振り向くこともなく、終始「すみません、もう大丈夫です」と連呼していた。
当然そのままにしておく訳にもいかず、とにかく救急車の到着を待った。
しばらくして救急車のサイレンは聞こえるが、道幅が狭く、なかなかここまで到着しなかった。
到着を見守っていたロードレーサーの人たちも少し離れた場所で通りゆく車の誘導をして、少しでも早く到着できるように動いた。
ようやく救急車が到着。男性は搬送されていき、とりあえず一安心。
にしても、この時代にこんな事ってあるんだなと思った。これだけ人と簡単に繋がれるこの時代に、携帯が繋がらない所でこんなトラブルに見舞われることってあるんだなと。
知人は改めて、自分がどこかに行く際に、身近な人に行先を伝える事が大事だなとしみじみと言った。自分も思いつきでどこかにフラッと一人で行ったりするし、昔は母親に行先を聞かれるのが、鬱陶しいなと思った事もあったけど、ちょっと考えてみてもいいのかなと思った。
とても有意義な1日だった。確認を取る事が出来ないけど、搬送された男性がどうか無事でありますように。


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