久々にレンタカーを借り、両親を連れて箱根にドライブに行った。
美術館に行ったり、蕎麦を食べたり、神社に行ったりとごくごくシンプルなものだったが、
両親、特に母親は非常に喜んでくれている様子だった。




結婚や孫の顔がはるか遠くにいってしまった以上、この程度しか両親を喜ばせる術を知らない。
しかも両親の為というよりは、自分がなんか気晴らしのようなことをしたかったという思いの方が
強かったかもしれない。
コロナによる閉塞感が1年半近くになり、目的のない人との繋がりが遮断されてしまった。
他愛もない近況を報告するような飲みや食事はなくなり、目的がなければ連絡出来ないような環境になった。
仕事以外でのコミュニケーションがなくなり、しょうもない愚痴や不満を全て自分で消化させなければ
いけなくなった。
ただし、その愚痴や不満に対する答え合わせをしないままに進んでいくので、知らないうちに
どんどん偏った考え方になっている気がする。
このドライブで数年ぶりに祖母の家を訪ねた。
久しぶりに会った祖母はすごく弱弱しくなっていた。
昔はアクティブで過剰なほどの自信に満ち溢れていた祖母は、昨年発覚した認知症とコロナによる
外出規制によって、出掛けることも周りとのコミュニケーションの場もなくなり、日中をほとんど一人で過ごしているそうだ。
そんなこともあり、久々に顔を見せると本当に嬉しそうだった。
コミュニケーション能力はある程度は生まれ持ったものもあるが、大半は日々の周りとの繋がりによって培われるものだと個人的には思っている。それは話している相手の表情やリアクションでその話し方や内容、考え方が正しかったのか答え合わせが出来るのと、周りの意見を聞くことでそういう考え方もあるんだと思考の幅を広げてくれるからだ。
だから周りとの繋がりがなくなってくると、その能力はどんどん落ちていくと思う。
コロナ渦で特に年配者にモラルがなくなったり、自己中心的な行動や意見が多くなってしまっているのも、この繋がりの減少も一因になっているのではないかと感じる。
話は逸れてしまったが、この歳になっても会っただけで喜んでもらえるというのは、非常に嬉しく思う。そうやって喜んでもらえるのが親族しかいないというところはかなり寂しい部分ではあるけれど。
このままだと自分もきっと老後に孤独を感じることになる。そうならない為にどうしたらいいのか
よくわからないけれど、少しでも色々な方向に繋がりをもっていけるように生きていこうと思った。
40歳まであと295日。


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