現実逃避

今日も休み。

相変わらず特にすることもなく、FODからいくつか映画をピックアップしてみるが、今一つピンとこず、開始10分程度での挫折を繰り返す。

そんな見ては消しを何度も繰り返してようやくたどり着いたのが「百万円と苦虫女」。

短大を卒業して就職できずアルバイトをしていたヒロインが、ふとしたことで警察に捕まってしまう。

すぐに出所するが、噂はすぐに広がり、外では昔の同級生に後ろ指を差され、家に戻っても家族への後ろめたさが残ってなんとも落ち着かない。

ついには100万円を貯めたら家を出ると宣言し、しばらくの間アルバイトに明け暮れる。

100万円を貯め、一人人間関係のしがらみのない知らない町へ行き、海の家でアルバイトを始める。

そしてまた100万円が貯まったら、今度は山のふもとの田舎町で桃の収穫のアルバイトを住み込みで始める。

そしてまた100万円が貯まったら、今度は東京から1時間程度の地方都市でホームセンターのアルバイトをしながら生活を始める。

海の家でナンパされたり、田舎町では村のキャンペーンガールにされそうになったり、そして地方都市では恋に落ちたり、、、

人間関係が深くなることを極端に嫌がり、周りの誰にも自分の事は話さない。

自分のやりたいことを見つける為に逃避行、その後、色々な人との出会いを通して自分のやりたい事を見つけ歩きだすといったストーリーはよくあるが、この映画はちょっと違う。

このヒロインはなんというか自分が何をしたいのか、何のために生きるのかを考えることを止める為に敢えて深い人間関係を避けて、アルバイトに明け暮れているように感じる。

仕事以外での誰とのコミュニケーションも取らず、誰かを深く知ろうともしない。誰にも頼らず自分一人で生きている事で自分は強い人間だと感じる事が出来る。

ただホームセンターで同い年の学生と恋に落ち、生活を共にする事で、人と生きる事の幸せを感じ始めるが、やがてそれも裏切られることになる。と感じるようになる。

人との関わりを悲観し、100万円貯めたら違う場所へという生活を続けていたヒロインだったが、文通をしていた小学生の弟からの手紙を読んで、現実を受け入れるべく前を向き始める。

そんな感じのストーリー。

基本人との関わりあいを嫌うヒロインだが、要所で人の優しさに助けられながらそれぞれの場所での生活を送っていく。

ドキドキもワクワクもする展開は全くないけど、要所で困難や理不尽にさらされても、必ず誰かは味方をしてくれる。その優しさが問題の解決まではいかないまでも、心の拠り所となってヒロインの心を動かしていく。

改めてどんな人間でも一人で生きていくのは不可能で、どんな人間でも陰では色々な人に支えられながら人生を過ごしている。そしてその支えてくれる人のおかげで人は生きていこうと思えるのだと思う。

そんな事をしみじみと感じた映画でした。

40歳まであと52日。

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